2015年3月1日日曜日

事務所移転のお知らせ

デザイン事務所移転のお知らせ

拝啓時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます
平素は格別のお引立てを賜り誠に有り難く厚くお礼申し上げます

さて、この度、アドミルのデザインが生まれる場所
アドミルデザインワークが2Fに移転いたしました。

新住所
286−0004
千葉県成田市宗吾3−565−1 2F

電話番号・FAX番号に変更はございません。
今後とも宜しくお願い申し上げます。

株式会社 アドミル
代表取締役 坂下雅道


2013年4月24日水曜日

30年、「ピッカピカ」

「ピッカピカの一年生♪」

誰もが口ずさむことのできるキャッチコピー

ご存知、小学館から出版されている
「小学一年生」という雑誌のCMで流れる
サウンドロゴである


この作品は1980年代に電通の杉山恒太郎さんが
つくった、30年以上経った今も生き続けるサウンドロゴ
僅か10文字程度のコピーに「小学一年生」というものが
見事に詰まっている


たしか、その当時のCMではこれから小学生になる子どもたちが
カメラの前で自己紹介するのだが友だち同士の掛け合いや、
一言がとても愛嬌があり、可愛らしい

そして、子どもたちのやりとりにほっこりした瞬間、

「ピッカピカの一年生♪」と流れる

このタイミングとメロディが秀逸だった

小学一年生とはそれまで親の手から離れたことのなかった
子どもが大きなランドセルを背負い
一つ、大人の階段を上る節目のタイミング

「ピッカピカ」は言い換えれば、新品とか、まっさらとか、
まだ、何にも染まっていない様子だろう

仮に「新品の1年生♪」とか「まっさらの1年生♪」では、
何か具体的な「物」だけが意識されてしまう

もちろん、これから6年間でボロボロになっていく
ランドセルや教科書などの「物」も今は新品なのだけど
物だけじゃない、友達や環境と言った
新しい世界や成長をも含ませたコピーこそが
見るものを引き付けたし、長く愛されているのだろう


そして、先日、我が家の長女も
ついにその時を迎えたのである



























いよいよ、小学生のころ口ずさんでいた
メロディを、娘の前で披露するときが来た!

「ピッカピカの1年生!!」

娘は少し照れていた様子だが、
私に続いて「ピッカピカの1年生♪」と歌っていた

今もなお、流れるそのCMは少々趣が変わってはいたが
そのメロディは当時のまま

早く、勉強したい!宿題したい!友だちつくりたい!
と好奇心でいっぱいの娘の瞳は

ほんとにピッカピカで輝いていた






2013年1月10日木曜日

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願い申し上げます。

アドミルの2013年がはじまりました。
新政権の金融緩和による円安・株高政策に
景気回復を期待する声が高まっています
一方で構造改革のない金融緩和策には
懸念の声が聞こえてくるのも事実です

ここで我々中小企業は
「政府さん、どうにかしてくれ!」という
神頼みに近い考えを捨てなければいけません

昨年の衆議院総選挙の投票率でも分かるとおり
新党が乱立しても、民主党への大審判などと話題になっても
最終投票率59%そこそこの日本人の体質は
いつの日も「人任せ」

総務省によれば日本の企業の99%は中小企業という
それなのに、我々が人任せでは日本企業の明るい未来はない

景気回復は望むだけでなく、行動も重要
もし、兆しが見えたとしたら、
傍観せずに前向きな行動をとり続ける企業になりたい

そう言う気持ちは連鎖し
やがて、本当の景気回復へ

ムードをムードで終わらせないために
勘違いするくらいが丁度良いかもしれません










2012年12月28日金曜日

今年も一年お世話になりました

今日、28日が仕事納めの会社さんはけっこうありそうですね
わたしも、ただいま大掃除をしながら、しばしのコーヒーブレイク

1年の汚れを落とし、新年を新たな気持ちで迎える準備
煤払い(すすはらい)とも言いますね

やり始めはゴールの見えなくとも
徐々に片付いてくるにつれ、気持も晴れやかになってきます

江戸時代では煤払いの後は、疲れや寒さから身体を守るため
滋養強壮と長寿を願って鯨汁(クジラ汁)」を食べたのだとか

なるほど、そういった風習は見習いたいもので
明日のお昼には焼き肉かうなぎが必要になりそうです

そして、明日は我が家での大掃除が待っているので

さらにドン

ゴールは意識しないが、ご褒美は意識してしまうのが面倒な性格
「食べるために働く」案外間違っていないか


さて、あらためまして
当社の年末年始の休業期間は下記の通りです。

〔年末年始休業期間〕 12月29日(土)~1月7日(月)
ただし、成田本社は1月1日~3日の間、宗吾霊堂事務所にて
期間限定のおしるこ屋イベントにて営業しております




























餅入りおしるこは昨年も評判でしたので、
お近くの方は、宗吾霊堂のお参りと共にお気軽にお立ち寄りください

アドミルは来年もより一層サービスの向上を図るよう、
誠心誠意努力する所存です。今後ともご支援賜りますよう
従業員一同心よりお願い申し上げて、歳末のご挨拶とさせて頂きます

2012年11月21日水曜日

伝えるために

月1回発行している「あどみるレター」
ブログやフェイスブックで伝えることと違い
紙で伝えることは何しろ手間がかかります





記事考えて、デザインして、校正して、印刷して、折って、
封筒に入れて、切手を貼って、ポストに投函する

インターネットなら、この工程の半分以上が必要なくなります
そして、コストなんか比べたら圧倒的な差が出てしまいます

ポイントはここ

圧倒的な差が出てしまうから、圧倒的にネットで伝える頻度が高くなり
受けての情報のほとんどがネットを介してということになる

このブログもしかりです。
そうなると、いつか紙ってなくなるのでしょうか?

早い、簡単、安い 

どこかの牛丼みたいなもんに
「紙」は淘汰されてしまうのでしょうか

いやいや、ここは強気になって紙の良いところあげていきましょう

①視認性けっこうあるぜ!

②電気が必要ないぜ!

③数枚なら軽いぜ!

④さわり心地が好きだぜ!

⑤ヤギが食べるぜ!

もっと、ないですかね
綺麗なやつ

⑥想いを伝えるぜ!

おぉ?なんか良い感じだけど抽象的だな。

待てよ。

「牛丼」の費用対効果って高い。
だからって、毎日、「牛丼」じゃ飽きる

牛のうまさを伝えるなら

ステーキでしょ。
しゃぶしゃぶでしょ。
焼き肉でしょ。

いろいろあるじゃん。

そう、いろいろないといけない。
ものを伝えるためには3拍子そろった牛丼だけじゃだめ

3拍子そろってたって、他が欲しくなるのが人間か

伝えるということは決まって「伝えたい」という
気持ちがセットだから、方法はいくつかないといけない

ネットか紙か?

なんて言っているうちはどちらもなくならない

みんながネットなら、紙で
みんながパソコンでつくるなら、手書きで

印象に残るよう、想いを伝えことができるよう
手をかえ、品をかえ、さまざまな工夫を凝らす

と言う事で、気持ち「紙」に肩入れしつつ
あどみるレターを続けていきたいと思います


さて、あどみるレターですが、製作しているソフトは
マイクロソフトのパワーポイント
特別なソフトを使わなくても良いので比較的ハードルは低いかと

ちなみに、購読希望の方は、アドミルデザインワークにて
配布しています。郵送希望の方はその旨メールなどください。
info@admill.co.jp

あっ!
原稿迫っていたんだ!

何かを響かせるためには面倒なことがつきものです(汗)









2012年10月30日火曜日

儚さ故

ブログなど辞めてしまえ。
と声が聞こえてきそうなブログへようこそ。

さて、あっという間に寒くなってしまうと、
本当に日本には四季があるのかと疑いたくなります。
七分丈のシャツを数枚持っていますが
活躍の場がなく、困ってしまいます

それでもこれからやってくる季節は冬ではなく秋なんです。

今年も成田山公園「紅葉まつり」のポスターを作成させていただきました
多くの観光客が訪れる成田山エリアの中でも成田山公園が真っ赤に染まる
この紅葉まつりは、情緒あふれる日本の四季をどっぷりと堪能することができます



























もちろん、赤だけでなく、黄、黄赤、橙、茶など暖色系のオンパレード
思わずカメラを向けたくなる景色ばかりです

秋の紅葉の美しさ

それは桜にも似た「はかなさ」かもしれません
緑色をしていた葉が落葉となる前に黄や赤に変化していく

一生を終える前に、美しく輝く紅葉こそ
日本人の美学ともいえるかもしれません

そして、思う存分、シャッターを切ったら
折角なので成田四季彩祭写真コンテストに応募しちゃおう!
http://www.nrtk.jp/news/photo_con/

グランプリは何と賞金50,000円!だそうです。
ここは現金な笑顔でいきましょう!

さて、紅葉まつり期間中の土日はお茶会や演奏会、
11月17日、18日は「手仕事いろいろ・クラフト展」が開催とのことで
今年も盛上りそうですね。

芸術の秋は楽しい事がいっぱいです





2012年9月13日木曜日

22年前から続くネーミング

月1ブログへようこそ(汗)

あどみるレターで「続きはブログ」と書いていた件です

念のため最初から


KIRINビールから季節限定で販売されている「秋味」
ビール好きなら、一度は飲んだ ことのある銘柄ではないでしょうか?
今年で発売22年目を迎える そうで、秋の定番ビールとして
多くのファンから支持されて いるそうです

























さて、この写真の「秋味」実は仙台の牛タン屋さんで
かなり久々に飲んだときのひとこまです
一口飲んで当時の記憶が蘇える味でした!
鈍感だと思っていたわたしの味覚ですが、
意外に覚えているものです。

すると、思い出すのは、まだ、お酒を覚えたてのころ、
アサヒから発売されていた、アサヒ「スーパーイースト」
というビールです。生きた酵母が入っているという
のが最大の特徴で、まろやかで、コクがあるビールで
した。このビールを飲んだ時はこんなにうまいビール
があるのか!?と衝撃をうけた記憶があります
ところが、このビールは残念ながら、数年で 姿を消してしまいました

今回のような「秋味」の体験をしてしまうと、
「スーパーイースト」の味を確認できない ことが残念でなりません
飲めないと思うと、よけいに飲みたくなるのが人間ってもんです
あ~飲みたい。あっ!秋味のネーミングについて 語るの忘れていました

と、ここまで書いて、紙面が終わってしまいましたので

つづき

さて、「秋味」というネーミング
これほど、強みと弱みがはっきりしたネーミングはありません

あたりまえですが、秋という数か月限定での販売
四季で考えれば春・夏・冬の4分の3の季節を完全無視

しかし、その限定感こそ、強みであるわけです

実際の売上はというと景気の影響もあり、新ジャンル系に押されている
ビール業界ですが、コンビニや居酒屋など季節感を演出できるお店では
まだまだその実力は健在のようです

秋という季節にビールを飲もうとして「秋味」があれば
数あるビールの中から選んでしまうことは不思議ではありません

そうなれば、気になるのはその他ビールメーカー大手3社の動向

さて、「秋」と名のついた商品はあるのか?


例えばサントリーでは、ビールではなくリキュール(発泡性)で
「秋楽(あきらく)」という商品をリリース

続いて、アサヒビールでは、新ジャンル(通称:第3のビール)に
「秋宵(あきよい)」という商品をリリース

最後に、サッポロビールでは、ビールにありました!その名も
日本の彩りプレミアム 秋の幸


耳に覚えのない商品もありますが
やはり季節限定商品には、そこそこ瞬発力があるのは分かります

では、何故「秋」とつけるのか?

季節感や限定感はもちろんのこと、もう一つ重要なポイントが
ビール本来の売れる時期ではないでしょうか

ビール(各種ジャンル含む)の売上が好調なのは夏と忘年会シーズンの12月
夏は7月のピークを境に、出荷量は気温と共に下がっていくのが業界の常識
そこで、9月以降に少しでもビールの売上を押し上げる商品が欲しくなることは必然ですね

年末ピークまでの約3ヶ月間、ビールの売上の下支えをしなければいけない
重要な商品というわけです

夏はビールっていうイメージこそ
9月以降はマイナスイメージなんですね
ワインやハイボール、酎ハイなど競合商品に押されるなか
如何にビールを売るか?その答えが「季節限定品」とういうわけです

さて、その中でも、やはりダントツの知名度はKIRIN「秋味」
22年の歴史や、メーカーの力の入れようが他社に
比べて群を抜いていることもありますが改めて比べても

「秋味」

ネーミング勝ちしている気もします

秋+味
秋+楽
秋+宵
秋+幸

ど・スレートの強さというのか
「あきあじ」の呼びやすさか

ちなみに、秋の味と言えば、サンマという意見もありますが
KIRINはそこすらきちっと踏まえているのです

まずコンセプトにはこうあります
“秋の味覚にふさわしい旬の食材を楽しみながら、
じっくりと味わえる「コク、味わいのビール」”

そして、CMにはきっちりと焼きサンマを登場させているのです

マーケティングで良く出てくる「物を売るな!」と言う言葉
ここでも、「秋味」という商品を売るために、
「秋の味覚と一緒に飲むビール」という“シーン”をコマーシャルしています

ちなみに、ビール好きにきちっとスペックも紹介しておきます
「麦芽をたっぷり1.3本分(当社比)使用。少し高めのアルコール6%」

どうでしょう?情緒がなくてもこれだけで飲みたくなりましたね

ここで、とっておき情報

12月を過ぎて、一気に下降線をたどるビールの出荷ですが

冬はサッポロに任せてください!

冬限定ビール「冬物語」
深いコクと、キレのある後味が特徴






















しかも、このビール、何と発売25周年でした・・・
散々、秋味を褒めちぎったあとの、季節限定ビールの

元祖登場!

さらに!
冬の定番ソング、槇原敬之さんの「冬がはじまるよ」

この歌は20年前に「サッポロ 冬物語」のために書き下ろした曲だとか

この存在、忘れてたなんて
やっぱりネーミングが大事なのかも